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2007年10月22日 (月)

脳卒中予防

この間 Wang X et al. Efficacy of folic acid supplementation in stroke prevention: A meta-analysis. Lancet 2007 Jun 2 ; 369:1876-82.という論文に遭遇しました。この研究によると、脳卒中を患ったことがない人は葉酸を3年間以上とることによって脳卒中の危険性を18%減らせるらしいです。

とても不思議です。

一体どうして葉酸を取ることで脳卒中を予防できるんでしょうか? ホモシステインを下げるんでしょうか? 僕が内科研修医だった2004年から2007年にかけてはホモシステイン関係の論文がJAMA, NEJM, Bloodなど様々な雑誌に出ましたが、ホモシステインを下げても心血管系の病気は予防できない、という結論ばかりだったように思います。そうするとホモシステインを下げる以外の機序で脳卒中を予防するんでしょうか? それとも実は効果がないのに、研究上の欠陥によって効果があるという結論になってしまったんでしょうか?

特に最近は勉強しても???が増えていくばかりです。

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2007年10月 9日 (火)

Harry Potter and the Deathly Hallows

Harry Potter and the Deathly Hallows By J. K. Rowling読了。

ご存知、ハリーポッターシリーズ最終巻。やれやれ、やっと終わったか。1冊出る毎にどんどん分厚くなっていくこのシリーズでしたが、この最終巻、なんとか読み切れる量でした。750ページ。プチ忙しい合間を縫って読んでいたので時間がかかりました。

このシリーズ、実は思い出深い洋書のシリーズです。海外臨床留学を思い立った時、僕は医学部6年生でした。その当時の僕といえば、英語の実力は大学入学時がピーク、その後は大して英語の勉強もせず、という典型的な日本のダメ大学生でした。そんなダメ学生がどういうわけか海外留学を思い立ったものだから、とりあえず英語から勉強しようと思ったわけです。そこで手にとったのが松本 道弘の速読の英語。この本、多読、速読を薦めているのですが、大変説得力がある。そして多読のとっかかりとして僕が選んだ本が実はHarry Potterシリーズの第1作目だったわけです。

振り返ってみると、読み方自体かなり変わりました。第1作目を読んだ当時には一ページ読むのにもえらく時間がかかっていた。知らない単語が頻繁に出て来るおかげで辞書を頻繁に引くので、前後のつながりもあまり分かっていなかった。

では今はどうか、と言われると英語が得意、と言えるほどのレベルには全然至っていないものの、読むスピードは上がってきた。当時の恐らく3,4倍くらいの早さで読めていると思う。知らない単語数も減ってきた。もし知らない単語があっても周りから大体推測できることが多いので、読書中は辞書を引くこともあまり無い。6年かかって何とかここまで来たわけです。芥川龍之介は英書を一日一冊のペースで読んだそうですが、僕も後数年くらいでその域に至りたいものです。この成長ペースだとちょっと厳しいですが。

次のターゲットはThe Great Gatsby。昔翻訳で読んだものを原書で読み返すのも乙なものです。原書を読み終わった後は村上春樹訳を読んでみようと思います。

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2007年10月 7日 (日)

Resilience

ここのところ微妙に忙しく、ブログの更新が滞ってしまいました。今日から再開です。

ロサンジェルスは今月で4ヶ月目。こうして新しい土地で周りも良く分からないし、知り合いも少ない中で苦労していると、どうも精神的に疲労が溜まってきます。初めてアメリカにやって来た3年前にも、秋から冬にかけて少々鬱気味でした。今も程度こそ軽いものの精神的に低調です。

なんだかあんまり書いていると愚痴モードに突入してしまいそうです。他の人を観察していて、それなりに長い時期にわたってアメリカで上手くやっている人というのはやっぱり「めげない」人なのかな、と最近思うようになりました。頭が良かったり、要領が良かったり、英語が上手かったりすると有利にはなりますが、結局長期的にう
まくやれる人はresilienceがあるのかな、と思うようになってきました。日本語で言うと打たれ強さ、die hardとでもいうんでしょうか。これは僕に欠けている資質の一つなのでこれからの課題でもあります。

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