放浪医者日記

日本で麻酔科研修した後、転科してピッツバーグで内科研修。現在、ロサンジェルスで老年病内科研修中。日々思ったことを書き留めるブログです。

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  • USMLE
    アメリカ医師国家試験。基礎の医学知識を問うStep1、臨床的知識を問うStep2CK, 模擬患者さんを診察し、それが評価されるStep2CS、臨床力を問うStep3の4つから成る。Step1, 2CK,3は会場にあるコンピューターで受ける選択式試験。一年中いつでも受験できる。Step1,2CK日本にも試験会場があるが、Step2CS, 3はアメリカでの受験。研修開始前(渡米前)にStep1,2CS, 2CK合格が必要。困ったことに全部英語。
  • 老年病科 (geriatrics)
    作者の専門科(予定)。文字通りお年寄り専門。高齢者は慢性疾患やそれに伴う機能低下を持っていることが多く、医療面からだけではない多角的なアプローチが求められる。高齢者によく見られる症候群(痴呆、転倒、尿失禁など)を学ぶ。 長所:需要はうなぎのぼり。アメリカでも日本でも歴史の浅い科であるため、臨床にも研究にも面白いことができる。 短所:現在の医療制度では医療費は主に手技に対して払われるため、患者さん一人一人に時間をかけて面接し評価する老年病科医師は収入が低い。
  • アテンディング
    開業医。多くの医師はグループで開業している。大概病院と契約しており、自分の患者さん入院の際には主治医となる。病院ではレジデントを手足として使う。生意気なレジデントに教育しなければならないので勉強している医師が多いが、個人差も大きい。患者さんのケアの最終責任者。
  • フェロー
    後期研修医に相当。レジデント終了後、専門科(循環器や呼吸器など)での研修を行う。レジデントが終わった時点で内科として開業できる。が、ある者はさらなる収入を求め、または良い生活スタイルを求め、または知識を追求するため、と様々な理由からフェローに進む。フェロー終了後には資格(CAQ, certificate of added qualifications)が取れて晴れてその科の専門医を名乗れる。あと一息。
  • レジデント
    2年目以降の研修医。何年目かによってPGY-2(postgraduate year 2, 卒後2年)などと呼ばれる。学年があがればあがるほど、頭脳労働の割合が増えていき、仕事は楽になる。病棟ではインターン1,2名と組んでチームを作る。論文がどうの、と生意気を言い出すようになるが、患者さんのケアの最終責任はアテンディングにある。アテンディングの指示に従い、インターンをこき使う中間管理職。
  • インターン
    1年目の研修医を指す。病棟での下働きが主な仕事。カルテを書き、看護師などのスタッフやアテンディングと連絡を取り、検査結果などをチェックし報告する。雑用の際には看護師が一番最初にポケベルを鳴らしてくる。研修期間中もっとも辛い時期。
  • VA Hospital
    Veterans Affairs Hospital、退役軍人病院のこと。退役軍人対象。疾病や傷害が軍務に関連している場合には医療費が国によって(それ相応に)負担される。全国に病院を展開する巨大ネットワークでもある。余談だが、ここのコンピューターシステムは非常に使い勝手がいい。
  • ピッツバーグ
    米国東北部にあるPennsylvania州に属する町。かつては「鉄の町」として知られていたが「大学、IT,病院の町」として再生する。Pennsylvaniaならではの保守性と、大学、病院に流入する外国人による多様な文化の混在が楽しめる。
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